今月の注目作家インタビュー/実和さん(2020年11月)

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こんにちは、魔法のiらんど編集部です。今回ご紹介する注目作家は、ファン数2万人を超える、実和さんです。
本日は、作品『金曜日の彼 』に焦点を当てつつ、実和さんご自身にも迫っていきたいと思ます!



実和さん

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―魔法のiらんどをご利用されたきっかけを教えてください。

中学生の頃に椿ハナさんを好きになりアカウントを作ったことがきっかけです。


―はじめて書いた作品はどんな作品ですか?当時を振り返ってどんな思い出がありますか?

そして言う、『家族をやめよう』と。』という作品が処女作です。乱文を書き殴って途中で放置していたら、あるとき暖かい応援コメントを頂いたことを覚えています。誰かが読んでくださっているということを初めて自覚し、本当に嬉しかったです。



ーー代表作『金曜日の彼 』についてお伺いします!



▽代表作『金曜日の彼』

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―作品を執筆された動機、ストーリーを思いついたきっかけなどを教えてください。

数年前の話なので確かではないですが、香坂奏多が登場している別の作品を読んでくださったどなたかから、奏多が好きだという旨のお手紙を頂いたんだと思います。それを拝見して、遊び人の男性の話は書いたことがなかったので挑戦してみようかなと思い、執筆するに至りました。


―執筆する上で、こだわっていた部分はありますか?それはどんなところですか?

私はどうしても主人公を幸せにしたいので、奏多の冷たい言動の裏側にどんな愛情を隠そうかという点にこだわりました。また、奏多は掴めない男でいてほしかったので、本音は最後の最後まで見せないでおこうと決めていました。


―完結までに苦労されたこと、大変だったことはありましたか?

この作品特有の苦労としては、奏多が甘い顔をするところを私がどうしても想像できなかったという点です。最近更新させて頂いたのは、コメントで「やきもちをやく奏多を見たい」とリクエストを頂いたからなのですが、素直になる奏多が全く思い浮かばず、「奏多は妬かへんのちゃうか……」と何日か頭を抱えました。



ーー普段の執筆活動や作品についてお伺いします!

―普段の執筆時、プロットやメモなどは作成しますか?作成する場合はどのように作成していますか?

プロットは作成したことがありません。書かないと展開しないので、雰囲気だけ浮かんだらとりあえず執筆しています。その中で使えそうなものだけ纏めて公開しているので、ほぼボツです。


―作品を完結させるまでの執筆期間やその間の更新頻度を教えてください。

3,4ヶ月かかります。時間が空けば書くので、更新頻度は1日に何ページかのペースだと思います。


―どういった時にストーリーを思いつきますか?

歌から刺激を受けることが多いです。自分が失恋したり傷付いた経験も、創作するきっかけになることがあります。


―キャラクターの設定は、どのように決めていますか?

どんな主人公を幸せにしようかなという視点で始めるので、主人公の傷だけは最初に決めますが、後のことは書いているうちに決めています。


―ご自身の作品で特に思い入れのある作品をひとつ、教えてください。

そして言う、『家族をやめよう』と。』です。


―『そして言う、『家族をやめよう』と。』について、それに対する思い入れの度合いや、あるいは作品のアピールポイントを教えてください。

処女作であり、読者の方に応援して頂いてようやく筆を動かせた作品であるので、思い入れは一番強いかと思います。今の何倍も拙い文章ですが今でも反応を頂けることがあって、本当にありがたいです。

▽『そして言う、『家族をやめよう』と。』はコチラ

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―ご自身の作品で特に思い入れあるキャラクターをひとり、教えてください。

金曜日の彼』の香坂奏多です。


香坂奏多について、そのキャラクターに対する思い入れの度合いや、ここを見て!といったポイントがあれば教えてください。

一番の問題児です。読者の方から「互いに初恋」とご指摘頂いたのですが、まさにその通りで、初恋ゆえに無自覚であり、だから素直になりようがない、その上に遊び人であるという問題児っぷりでした。書くのは楽しかったです。



ーー実和 さんご自身についてお伺いします!

―読者のみなさんとのコミュニケーションはどのように活用していますか?または、これまでもらったレビューやお手紙で、一番うれしかったメッセージはどんなものですか?

レビューやお手紙を頂けることが本当に嬉しいので、全てに目を通しています。嬉しい言葉が多くて、優しい方達ばかりなんだなと感動しています。作品と合っている曲を教えてくださることもあって、その歌を聴きながら執筆することもありました。


―今後の展望は?現在更新中の作品や今後書いてみたいストーリーがありましたら教えてください。

『金曜日の彼』は、あと1話2話下書きがあるので、いつになるかわかりませんが、手直しして更新する予定でいます。今後は救いようのないクズを書きたいです。私が書くとみんな奥手でヘタレな男性に落ち着いてしまうので、とんでもないクズが書けたら公開させて頂こうと思います。


―読者のみなさんへのメッセージを!

初めまして。実和と申します。このような貴重な場にお声がけ頂いて恐縮しておりますが、皆様に感謝をお伝えする好機ですので、遠慮なく日々の感謝をお伝えさせてください。
応援してくださっている皆様、いつもありがとうございます。新作を公開したときも、『金曜日の彼』を更新したときも、まさかこんなに反応を頂けるとは思っておらず本当に驚きました。
私は、自分の作品をあまり好きになれないのですが、皆様が好きだと言ってくださるおかげで、作品を大切に思えます。書くことをやめずにいられます。本当にありがとうございます。感謝の気持ちをお伝えするべく、他の作品でも番外編を更新しようと目論んでおります。また、おそらくこれからも書き続けると思います。機会があればまた見に来てください。そして、皆様のお言葉を受け、私が半泣きで喜んでいることを知って頂ければ幸いです。皆様の存在が私の励みです。ありがとうございます。乱文失礼致しました。


――インタビューにお答えいただき、ありがとうございました。






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