こんにちは、魔法のiらんど編集部です。今回ご紹介する注目作家は、小桜すずさんです。
2020年夏に開催された「魔法のiらんど 小説&コミック大賞」の小説大賞で、作品『図書室のラブレター ~光をくれた君へ~』が青春小説部門賞を受賞した小桜さん。本日は、受賞作品『図書室のラブレター ~光をくれた君へ~』に焦点を当てつつ、小桜すずさんご自身にも迫っていきたいと思います!
▶小桜すずさん
ーー青春小説部門賞受賞作品『図書室のラブレター ~光をくれた君へ~』についてお伺いします!
▽青春小説部門賞受賞作品『図書室のラブレター ~光をくれた君へ~』
―作品を執筆された動機、ストーリーを思いついたきっかけなどを教えてください。
コンテストの存在を知り、スケジュール的にも自分の作風的にも挑戦できそうだったので執筆を始めました。ストーリーは普通の青春ものではなく、続きが気になる設定かつどんでん返しを書きたい!というところから考えました。
―執筆する上で、こだわっていた部分はありますか? それはどんなところですか?
「共感」という2文字に尽きると思います。設定が少し変わっている分、主人公を始めとする登場人物の悩みやコンプレックスを読者の皆様に身近に感じてもらえるよう心がけました。
―完結までに苦労されたこと、大変だったことはありましたか?
自分が経験していないことを書くのに苦労しました。的外れなことを書かないようにわからないことはとことん調べて、雑誌や動画を見たり時には論文を読んだりすることもありました。また私はものすごく遅筆なので、完結させること自体がとても大変でした。今作も夏休み毎日パソコンと向き合って、やっと出来上がったという感じです。
―逆に楽しかったことや、執筆・完結までのモチベーションとなったことはありますか?
今作ならではの手紙のやり取りを考えるのが楽しかったです。自分が文通しているような気持ちで書いていました。後はやはりしおりや読者様からのメッセージがすごくモチベーションに繋がりました。改めてありがとうございます!
―『図書室のラブレター ~光をくれた君へ~』の作品内で特に思い入れのあるキャラクターはいますか? またそのキャラクターのどんなところが気に入っていますか?
杉浦くんですかね。無愛想な一匹狼に見えて、実は不器用で優しすぎるというギャップが気に入っています(笑)
―作品について、今だから言えることや裏話のようなものがあれば教えてください。
文通が大事な作品ですので、プロットの段階から手紙の文面、さらには改行の入れ方さえも決めていました。また私自身女性アイドルが好きで、自分の推しの名前になっているキャラがいたりします(笑)わかる人にはわかるかも……?
ーーコンテスト受賞やご自身についてお伺いします!
―青春小説部門賞を受賞された率直な感想を教えてください。
最初は嬉しさよりも驚きの方が大きかったです。応募数が多かったですし名前を存じている作家さんも参加されていたので、正直自信はあまりなくて……。受賞のお知らせをいただいたときは家で叫んでしまいました!
―受賞の際に周りの方々の反応などはありましたか?
受賞を知ったとき一緒にいた両親が一番喜んでくれて、その後仲の良い友達に報告したらみんなおめでとうと言ってくれました。「発売はいつなの?」も必ずセットで聞かれたので、素敵な形にしてお届けできるように頑張ります。
―『図書室のラブレター ~光をくれた君へ~』では、「図書室の本」がキーアイテムとなっていますが、ご自身の学生時代は図書室をよく利用されていましたか? 纏わるエピソードなどありましたら教えてください。
正直、私自身はあまり学校の図書室を利用したことはないんです……。けれどたまに行くと静寂に包まれているのにどこか暖かい空間で、癒されたのを覚えています。これからの大学生活では図書館を積極的に活用していきたいと思います!
―好きなものやハマっていることなどがあれば、教えてください。
やはり小説の執筆が好きですが、その他だとYouTubeでゲーム実況を見たりInstagramで可愛い部屋やおいしそうなスイーツを載せているアカウントを見たりすることにハマっています!
ーー普段の執筆活動や作品についてお伺いします!
―執筆歴はどのぐらいでしょうか?
10万文字程度の作品が書けるようになったのは中学1年生のときだったと思います。高校時代は勉強や部活で忙しく執筆活動ができなかったので、執筆歴としては3,4年くらいでしょうか。
―はじめて書いた作品はどんな作品ですか? 当時を振り返ってどんな思い出がありますか?
中学1年のときに書いた『お前を好きって言ったらどうする?』というケータイ小説です。当時人気だったものを参考に自分なりに1年ほどかけて何とか完結させた思い出があります。ありがたいことに中学2年生のときに書籍化していただきました!
―今後の展望は? 現在更新中の作品や今後書いてみたいストーリーがありましたら教えてください。
現在は児童文庫の執筆が主ですが、やはり青春ものを書くのは好きなので青春小説は書き続けたいと思っています。書けるかどうかは別として、ミステリーにも興味があります!
―読者のみなさんとのコミュニケーションはどのように活用していますか? または、これまでもらったレビューや感想等で、一番うれしかったメッセージはどんなものですか?
小説投稿サイトでいただいた感想やレビューにコメントを返す形でコミュニケーションを取ることが多いですね。全て本当に嬉しくお返事させてもらっています。
―最後に、読者のみなさんへのメッセージをお願いします!
魔法のiらんど小説大賞にて青春小説部門賞をいただきました、小桜すずです。今回受賞に至りましたのは、偏に読者の皆様がいてくださったおかげです。熱しやすく冷めやすい飽き性の私ですが、読者の皆様の応援があるからこそ執筆活動を続けられています。いつもいつも本当にありがとうございます。
これからも様々な作品を創り続けていくので、どうか応援のほどよろしくお願いいたします!
――インタビューにお答えいただき、ありがとうございました。
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