「帝都の鶴 優しき婚約者と薔薇屋敷の謎」富士見L文庫

“呪い”と呼ばれた孤独な少女と“呪われた”年上婚約者の契約結婚物語。

帝都の鶴 優しき婚約者と薔薇屋敷の謎

著者:崎浦 和希  イラスト:凪 かすみ

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ストーリー

父は娘を【呪い】と呼んだ――。

没落貴族の女学生・鶴は、父に結婚を命じられる。売られるように決められた婚約者は、顔も知らない実業家の青年・秋人だった。
秋人が一人で住む洋館で暮らすことになった鶴は、初めて出会った彼から「自分は呪われている」と告げられ、その言葉に戸惑う。
暮らしの中で秋人が【呪い】と呼ぶ怪奇現象と苦悩する彼の姿を知っていく鶴。政略結婚にも関わらず、鶴を守ろうとする秋人の優しさにも触れ、 次第に彼の力になりたいと感じ――。

呪われし婚姻のその先で、少女は恋をはじめる。

※巻末には、本編のその後の二人を描いた書き下ろし短編「訪れた平穏、続く非凡なる日々」を収録しています。

◆登場人物紹介◆
・鶴(つる)…没落貴族の一人娘。女学生。とある事情で生家に居場所を見いだせずに育った孤独な少女。
・秋人(あきと)…実業家の青年。天涯孤独。【呪い】のせいで周囲の人々から距離を置いて暮らしている。

商品情報

出版社
KADOKAWA
レーベル
富士見L文庫
発売日
2023年01月14日
ISBN
9784040747620
仕様
文庫判