by
「でももしその頃スズさんの想いが、もうアスマさんなかったらどうするんですか?」

「そうならねぇように努力してんだろ」

口許を緩めたアスマさんの目は遠くに向けられたまま。
微かにパタパタとこちらに向かってくる足音が聞こえる。
229ページより