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by
こさめ
2021年8月13日
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こんな愛に、彩りを。
/実和
伸ばした手は包まれて、消えない臆病さごと暖められるようで、募る想いは嵩を増して、ただ、君が傷付かないことを泣きたいくらいに願った、不恰好な愛の話。
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完結 172ページ
「…引かないの?」
「引くところも教えて」
「…、」
錯覚にしては、やけに余裕のないような声だ。
27ページより
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