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「わたし、まだ常葉くんの家に居ても良いですか?」

「好きなだけ、どうぞ」

「……っ、ずっと居ますよ、だるくないですか?」

「そうですね、ダルそうですね」

「や、やっぱりダルいんだ」

「あんた帰ってくるの遅いから、ひとりで待つのがダルいですね」
210ページより