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まるで甘える猫のように、俺の太ももに頭を載せてきたみーちゃん。太ももに伝わるほっぺたのやわらかさに言葉が出ない。

自分の手の置き場に困って、迷った末にみーちゃんの髪にぎこちなくふれた。俺の手はこの柔らかい感触を忘れていなかった。

突然、胸ぐらを掴まれ強い力で引き寄せられる。

「愛。一緒に生きるぞ」
201ページより