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つよつよで口が悪い公爵さまと慎ましく生きていきたい慎まし娘

没落令嬢ですが、口の悪い公爵さまに惚けるほど求められています扇レンナ

子爵令嬢ヴィオラ・ラクストレームは異母妹レベッカが結婚詐欺を働いたことにより、巻き込まれ財産没収身分はく奪の上社交界を追放された。 もう一度貴族として返り咲こうとする父や継母、レベッカを他所目にヴィオラは平民として慎ましく生きていこうとする。 だが、ある日住まうちっぽけなアパートの前に豪奢な馬車が止まって——そこから現れたのは、とんでもない美貌を持つ青年貴族。 「お前がヴィオラ・ラクストレームだな」 青年貴族はそう言うと、ヴィオラに「俺の初恋相手だな」と言ってくる。 彼——ジークヴァルドの言葉に戸惑い続けるヴィオラを他所に、ジークヴァルドはヴィオラを攫うように屋敷に連れ帰る。 しかも、彼はあろうことか王国の筆頭貴族アルヴェーン公爵家の当主らしく……。 口は悪いけれど、絶世の美貌を持ち女性人気が天井知らずな公爵さま。そんな彼は、どうして私のことを好きだとおっしゃるの? つよつよで口が悪い公爵さまと慎ましく生きていきたい慎まし娘の身分差ラブ! —— ◆掲載先→アルファポリス、エブリスタ、魔法のiらんど ◇表紙イラストはトワツギさまよりフリーのものをお借りしております。
  • ファンタジー
  • 連載中 9ページ

 そして、彼は――私の手を、優しくとってそうおっしゃった。
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