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下心とかはなさそうだけど、安全そうには見えない男...5ページより
目が合ったということは私に話しかけて来た・・・ってことだよね
「お兄さんも、傘持ってないですね」
「そうなんだよ、家そこだから傘買うのも馬鹿らしいけど、濡れずにどう帰るか迷っててね」
男が指を差したのは、交差点の先にあるマンションだった
すぐそこなら雨が強くなる前に早く走ってすぐ帰ればいいのに・・・
内心毒付きながら、男から目線を外して前を向く
その瞬間、ふわりとカラダに何かがかけられて、グレーの上着は、横の男のものだと分かる