不良LOVE・アウトロー

抜け出すどころか、更に拘束されてしまった

その頃、彼らは。

四代目、生櫻一家。若頭。――それが君の正体でした。

拳が勝手にワンパンしただけです。

ハル？貴方が出逢わせてくれたのかな…私達は貴方にもう一度会いたいよ

「何で俺以外の奴に尻尾振ってんの?」

『　結婚してください！　』 　そう言ってきた彼は私の嫌いな人でした

「ただここで、走りたいと思ったの」

誰か、この状況の説明してくれない？

寵愛姫はメンバー全員に守られ愛される、それが暗黙の了解ーー

アイツに触った奴も視界に入れた奴も全員死ねばいい

こんなに深入りするつもりはなかったんだ—「…命を捨てでもお前等を守る」

ビー玉みたいに清く澄んだ目で私を見つけてくれたその人は

姫を、ワンパンしただけなのに。

拘束されている者に束縛される。

ヤクザは人を幸せにはできないらしい

危うさは時として無味無臭の落とし穴