魔王軍は追い詰められていた。
――魔王城は今、金属で覆われた異形の軍勢に襲撃されているのだ。
覚醒前の魔王ケスチカには、その未知の軍勢を排除する力はなかった。
そこで魔王は部下と共に、勇者を召喚し助力を願うことにする。
本来ならば、魔王と敵対するはずの勇者だったが、他に頼るあてがなかったのである。
無事に勇者が召喚されるが、突如そこへ金属の軍勢が現れる。
勇者の知識からソレは、機械「ロボット」であることが分かる。
魔王と勇者は、力を合わせそれを撃破するのであった。
覚醒前の魔王と 半人前の勇者の凸凹パーティ。
そこで、散ってしまった四天王を復活させ、勇者に力を与えようと考える。
そのため各地を巡り多種族との協力を得ながら、四天王の属性の強い場所にて復活させる必要があった。
それと同時に魔王も覚醒できる方法を探すことにする。
魔王たちは、配下の者たちに撤退の命令を下す。
魔王城は陥落するが、いつしか再建を約束し、それまでは生き延びよ、と。
そして、魔王と勇者は後ろ髪引かれながら魔王城を後にする。
――いつしか必ず戻ってくることを胸に誓って
ファンタジー
- #魔法のiらんど大賞
- #異世界ファンタジー
- #魔王
- #勇者
- #コミック原作大賞
- #ロボット