日本芸能大学、通称日芸大。この大学の特徴といえば、なんと言ってもアニメーション学部があるということだ。
田舎から上京した主人公の虎徹は、大学という存在に夢を抱いていた。だが、現実はそう甘くなかった。アニメが好きだったからアニメーション学部に入学するも、成績は最底辺。特別仲の良い友人はいないし、彼女も当然いない。漫然としたバイトばかりの日々。
そんな中、虎徹はひょんなことから成り行きでNACという名前のアニメ制作サークルに加入することに。そして大学祭である日芸祭に向けて作品を作ることになる。
「で、俺は何をすればいいんだ? 演出? 脚本? それとも音響や撮影か?」
「監督やで」
「……………………ん?」
個性豊かなキャラクターたちが繰り広げるドタバタ劇、友情、恋愛――。アニメ制作を通じて、彼らは確かに成長していく。
彼らは神アニメを目指し、未来へと突き進む――。