ゲイの紀原忠史は、会社ではノーマルとして過ごしているサラリーマンだ。
会社の可愛い先輩にちょっかいを出したのだが、美形の中国人によって奪われる。
興味本位の気持ちだけだったのと、先輩の優しさによって、忠史は会社で普通に過ごすことができていた。
そんな中、その友人のノン気の彼と友達になり、クリスマスを一緒に過ごすことになる。先輩と恋人と4人のクリスマスだったのだが、夜は二人っきりになり、彼の弱い部分を見て可愛いと思ってしまう。
外見は美形でもなく、可愛くない普通の男。
しかし一緒に過ごしているうちに徐々に気になってしまう。
ノンケの彼は忠史の気持ちを知らないので、大晦日なども「友人」として誘いをかけてくる。
一緒に初日の出を見て、忠史は完全に自身の気持ちを自覚する。
告白すれば友人関係もなくなってしまう。けれども気持ちを抑えきれず、彼に会うたびに悶々とする。
決定打は合コンの誘いで、そこで同じく彼を狙う男に刺激されたこともあり、彼に気持ちがばれてしまう。
忠史がゲイであることは知っていたが、受け入れられない彼はその場から逃げ出す。
忘れようとするが忘れられず偶然にまた再会してしまい、気持ちを募らせていく忠史。
一方彼自身も忠史のことは嫌いではないようで。
友人関係に戻れないと彼を切り捨てようとするが、彼の方が泣いてしまい。
結局友人関係に戻ることにするのだが、いつか彼を落とそうと忠史は心に決める。
前半は攻めの紀原視点、後半は受けの灘(なだ)視点。
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