日々の暮らしに欠かせない「衣・食・住」。ここはその3つ要素の内の「衣」によって「食」も「住」も支えられている世界である。
この世界には
仕入屋、通称『ストッカー』と呼ばれ、日々の暮らしに欠かせない材料や食料を仕入れる職業
道具屋、通称『メイカー』と呼ばれ、ストッカーの仕事をサポートする道具を制作する職業
仕立屋、通称『テイラー』と呼ばれ、ストッカーが仕入れをするのに必要不可欠であり最も大切な作業服を制作する職業
が存在する。
ストッカーは命をかけて仕入れを行うが、信頼できるテイラーが作業服を制作してくれなければ仕事ができない。
テイラーはストッカーが材料を仕入れてくれなければ作業服が作れない。
それぞれ得意な専門分野があったり、得意を作らずにマルチに活躍したりしている。
メイカーはサポート的な立ち位置だか、他の職業に比べて特殊な職業なので広い知識が必要であり、状況によって自ら仕入れや仕立てを簡易的に行うことがある。
仕入れの基準は【獲得レベル】と【致死率】で表記される。
獲得レベルとは、この世界の一般的な装備を成人男性が装備して得られるものをレベル1とする。
致死率はその獲得に至るまでの死亡割合をパーセンテージで表記する。
例えば、【獲得レベル10】で【致死率90%】であれば目的の物は獲得はできるが平均して獲得時に一人の人間しか残らないことになる。
他にも【獲得レベル1】で【致死率25%】の場合は4分の1の確率で死ぬことになる。
この物語の主人公である【ダン】は自身の夢である
伝説の古代樹に家を作り家族や仲間と共に住むこと
を目標に日々ストッカーとして経験を積み生活をしていた。
ある日、ダンが
四季島(静動期)で万花密
【獲得レベル1】で【致死率2%】
を仕入れる仕事をしていると【メリル】が静動期の四季島では滅多に遭遇しない
三期眠熊(さきみぐま)【獲得レベル5・致死率20%】
に鉢合わせて襲われそうになっていたところをダンが助けたことで二人は出会う。
この出会いがきっかけで二人はパートナーとなりお互いの目的のために様々な仕入れや、その仕入れに対応する仕立てをしていき、お互いに成長していく。
その中で宿敵である、コースターカンパニーの社長やその会社の裏組織コレクターズとの戦いを繰り広げ、最終的にはこの世界にとって重要な物を仕入れるための争いに発展していく。