教育実習生として母校に帰ってきた華谷京。教員免許を取得の為だけで教師になる気なんて一切なかった京が高校1年生の高谷奈央と出会い、今度は教師として会う約束をし、一年後に母校で音楽教師になった。
そして、2年間奈央は卒業まで京に何度も告白をし、奈央の告白を本気にする事はなく、卒業式の日に「京ちゃん、好きだよ…好きになってごめんね」そう泣きそうな顔をして笑って伝えてくれた告白を最後に2人の思い出は終わった。
そう28歳になった京は思っていた。
22歳の奈央が教育実習生として母校に帰って来るまでは。
再会した奈央はあの頃より、大人びて、そして冷たい目をして京を見つめていた。