綿津見神宮に近づくな。悲しい伝説が残る神社で出会った少年はそう警告した
玻璃の海
綿津見神宮に近づくな——悲しい伝説が残る神社で出会った少年はりんにそう警告した。
母を病気で亡くしたりんは、父とともに両親の故郷北海道に引っ越してくる。
真夏のきらきらとした季節の中、りんは神社でガラス職人の航貴と高校生の旭光の兄弟と出会う。
クラスメートの不可解な言動、りん身にふりかかる不可思議な現象――
悲しい伝説が残る綿津見神宮を軸に、りんと兄弟達の切ない恋物語が動き出す。
※この作品はエブリスタで公開しているものに加筆・修正したものです。