【ログライン】
「(第一部)日本と呼ばれていなかった時代」「(第二部)平安時代」そして「(第三部)現代」と、三時代で構成される、歴史ファンタジー系、不思議能力、輪廻転生物語。
同じ魂なのに、それぞれの時代背景に寄り添った、人物達の異なる想いがあり、不思議な能力をもつが故に引き起こされる戦いの中で、各々が全力で人を愛し、愛され、もがきながら生き抜いて行く群像劇。
【(第一部)日本と呼ばれていなかった時代編 主な登場人物】
駕将 亜寛
当時の王の寵姫。
天変地異を引き起こすことができる能力をもつ女性。
「天地を操る巫女」として贅をつくして暮らしているが、人としてではなく、戦いの最終兵器として使われている現実がある。一族から「人ではない」「化け物」と蔑まれていた過去があり、自分を見つけ、必要としてくれている王に恩がある。
羅軍 奏縁
当時の王が所有する、軍隊の長(リーダー)。
「怨(オン)」と呼ばれる、悪霊、妖怪、禍々しいとされる魑魅魍魎を浄化する不思議な力をもつ。
小国同士、争いが絶えない戦に赴くことに加え、「怨」が王の住む城に襲い掛かった場合の守衛を任されている。
奏縁は「怨」を退治しつつ、なぜ「怨」が生まれ続けるのか疑問をもち始める。次第に、「戦いこそ正義である」という考えから、「戦いを続ける限り国は治まらないのではないか」という考えに移行していき……。
羅軍 高槻
奏縁と瓜二つの双子の弟。
奏縁率いる隊の副隊長。
不思議な能力はないが、武に優れている。
鍔狎 春蘭
当時の王の所有する暗殺部隊の長(リーダー)。露葉の兄。
「怨」を意のままに操ることができる能力をもつ。
亜寛と同じく、一族では「化け物」として邪険にされていた。
亜寛と同時期に城にやってきて、しばらくの間共に過ごした過去があり、寵姫になった亜寛に対して秘めた思いがある。
鍔狎 露葉
春蘭の妹。
春蘭と同じ能力、同じ過去をもつ。
亜寛と同じく、自分を見つけてくれた王に恩を感じている。
当時の王(帝)
日本がまだ日本と呼ばれていない時代の国の王。
小国同士の争いが絶えず、圧倒的な力によって国を統一し、支配をすることで治まると思っている。
不思議な能力をもつと言われる者を国中から集め、圧倒的な力を手にする。
【(第一部) あらすじ】
日本がまだ国としてまとまっておらず、小国同士争いの絶えない時代。
当時の王は、圧倒的な力で国を統一し、治めることができる、と考えていた。
そんな王の寵姫・亜寛は、天地を操る不思議な能力をもつ巫女。しかし、天変地異を巻き起こす程の力をもつが故に、戦の最終兵器として扱われていた。
そんな亜寛は一人の男性に恋をする。名を奏縁と言い、当時の王の所有する軍隊の長をしていた。
奏縁も亜寛と同じく、不思議な能力をもっていた。争いが絶えず、悪霊、怨念、禍々しいもの、総称して「怨」を浄化するという能力だった。
奏縁は次々と生まれる「怨」を退治しながら考えた。
どうして「怨」が生まれるのだろうか。
行きついた先は、戦いによる統治の疑念であった。
奏縁は軍隊の長であるものの、「戦うことが正義ではない」という想いにより、ある日、裏切りを犯してしまう……。
一方で、王の寵姫であると知りながら、亜寛に恋をする人物・春蘭。
春蘭は、「怨」を操るという能力をもつが故に、王の所有する暗殺部隊の長をしていた。
ある日、王の命令により、不穏な動きのある奏縁を殺せを命じられる。
奏縁を探ると、「亜寛は奏縁が好きである」という事実を知ってしまい……。
時代に翻弄されながら各々が「生きるとは」を問いながら戦い続けていく。
全力で生きた結果、それぞれが行きついた先の答えは、「来世でまた逢うこと」だった―――……。
【(第二部)】以降、随時更新。(2020.09.20)
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