真面目に考えたいお薬の話
「フェンタニル」という合成麻薬が気になっています。
すみません、長くなります🙇!
【フェンタニル(合成麻薬)】
通称:チャイナホワイト、ペルシャンホワイト
俗称:アナログ、デザイナー・ドラッグ
➞致死量2mg〜3mg
元々は癌などの痛みを緩和するために、既存の天然麻薬では抑えられない痛みを緩和する目的で人の手によって合成されたのが始まりです。
痛みを緩和する目的で麻薬を使用するうちに、耐性ができて痛みを緩和できなくなってしまうので、異なった麻薬性鎮痛剤が必要となるのだそうです。
フェンタニルは注射剤や錠剤など、多様な形で医療用として幅広く使用されています。癌患者などの皮膚用パッチ剤としても使われているそうです。
フェンタニルは、ベルギー大手製薬会社のヤンセンファーマスーティカ社の創立者、ポール・ヤンセン博士によって1959年に合成された麻酔用鎮痛剤です。
ジョン・アンド・ジョンソングループの医薬品部門であるヤンセンファーマスーティカ社は、コロナワクチンも作っている会社です。
1981年に物質特許が満了になり、ロイヤリティなしで作れるようになったフェンタニルですが、1990年代に入ると違法に作られるようにもなりました。
🔥違法製造されるものには安価で危険な化学物質が混ざっていますので、とてもとても危険です!
フェンタニルは合成麻薬ではありますが、本来は医療用の合法麻薬です。
米国ではお医者様の処方により、フェンタニル中毒になってしまう患者が多くいるのだとか。そうなると違法製造だと知りながらも、売人からフェンタニルを買い求めるようになってしまうのだそうです。
日本ではNSAIDs(エヌセイズ)が主流で、フェンタニルを処方するお医者様は、あまりいらっしゃらないと思います。
フェンタニルの処方が必要なケースであったとしても、用法用量を守れば依存する心配はありません。
*NSAIDs(エヌセイズ)
➞非ステロイド性抗炎症薬の総称。
アセチルサリチル酸、イブプロフェン、ロキソプロフェン、ジクロフェナクなどがある(基本的には安全。副作用:胃腸障害など)。
処方箋なしで買える薬にも含まれている。
なお、アセトアミノフェンは弱いものの解熱鎮痛作用はあるが、抗炎症作用はほとんどなく、NSAIDsには分類されない。
ではなぜ、米国ではNSAIDs(エヌセイズ)を処方しないのかと思いますよね。
人種の違いのせいなのかは解りませんが、米国ではNSAIDs(エヌセイズ)の副作用の忍容性がとても低くく、胃腸障害が深刻になるケースが多発し、それが問題となってオピオイド系の薬を処方するお医者様が増えた――ということらしいです。
処方する薬には利権も絡んだりするので、詳しいことは解りません(汗)。
――米国では薬物過剰摂取による死亡が急増しています。
18〜45歳成人の最大の死因とも言われるほどで、交通事故や銃撃による死亡者数を合わせても、麻薬による死亡者数には遠く及ばないのだそうです。
薬物過剰摂取で死亡する人の66%超が、フェンタニルを使用しているのだと言われています。
怖いのは、ほんの少しの摂取で深刻な中毒に陥ることです。
🔥違法製造されているものは、何が混ざっているのかも定かではなく、従来の致死量の1/1000の量のフェンタニルで死亡したケースまであるそうです。
*致死量2mg〜3mg➞1/1000の量0.002mg〜0.003mg
米国のケンジントン通り(薬物を入手しやすいことで有名)では、徘徊する麻薬中毒者があふれるゾンビタウンとなっていて、その一因となっているのがフェンタニルです。強度は既存の麻薬の約100倍とか――(汗)。
安価ですし少量摂取で済みますので、密輸も絶えない状況です。
しかも米国では簡単に入手できますので、10代〜20代の若者の乱用が急増しています。
中国で原材料を生産し、メキシコで合成をして世界中に拡散していると言われてきましたが、最近では中国で合成まで済ませて、メキシコの密売ルートに乗せているとも言われています(米国の場合)。
違法ドラッグ、脱法ドラッグ、危険ドラッグは、呼び名が違っても、これら違法製造薬物には、何が混ざっているのかわかりません!
危ない人たちが作る危ない薬物なのです。
比較的安全とされている日本においても、「アロマ」「バスソルト」「お香」「ハーブ」「サプリメント」などと偽ってお洒落なパッケージで販売されています。
雑貨店、セレクトショップ、インターネット通販、ダークウェブサイト、さまざまなルートで手に入れることができるのです。
そうとは知らず薬物中毒に陥るケースもあって、各自治体が警鐘を鳴らしています。
他国の薬物事情だとノンキに構えているうちに、日本にフェンタニルのようなものが大量に密輸され流通してしまったら――。
だめだ、危険だと解っていながら、薬物に惹かれてしまう方がいるのだとしても……どれだけ怖い物なのかを正しく知れば、回避できる方が増えると信じたいです。
📑フェンタニル Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%8B%E3%83%AB
▶️街中ゾンビ化...悪魔の致死性麻薬「フェンタニル」 〜 赤き国の刺客と麻薬戦争 〜 フィラデルフィア・ケンジントン←13分28秒の動画(煽っているような箇所があるので、注意が必要です)
https://www.youtube.com/watch?v=tmzuBs355m4
✆各自治体には薬物相談窓口があります。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/yakubuturanyou/other/madoguchi.html
💫今宵の1曲
♬みちづれ
🎤星街すいせい
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コメント
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- ルルラ
➤月花ユミさま🌸✨
>>アメリカに勧められたら(という名の圧をかけられたら)、日本も導入するのかな…とか、怖さでドキドキします。
医療用としては、日本でも使われています。
主に癌患者や非がん性慢性疼痛の方に処方されているようです。
日本は米国とは薬に対する意識が違うので、医療方面からの中毒患者という心配はしなくても大丈夫かなと――あれ? 平和ボケしてる(汗)?
>>今は海外のものでも違法なものでも、簡単に個人でも手に入るので、安くて、得られる効果も高いなら欲しい!って言う人がたくさん出てきそうですね。
ホントにそうですよね!
怖いもの知らずの若者が、ただの興味や好奇心で何の知識もなく、気軽に薬物に手を出してしまうことが怖いです。
副作用、マジでエグいから……😣!
お隣の国で作られているというのも不安材料ですし、中国が米国に対して外交カードにしている部分もあって、それも怖いです。
>>子供たちと慎重に話し合いたいお話です。
月花家の食卓に重たい話題を提供してしまって、申し訳ありません。
けれども、子どもたちにこそ知ってほしいし、真面目に考えてほしいという思いを持っていただけて、嬉しく思います!
ありがとうございます😊! - ルルラ
➤紅茶 れもんさま☕🍋
私が思うに、ダークウェブサイトは怪しさの塊ですからいいとして(良くないけど!)、怪しげな雑貨屋、怪しげなセレクトショップ、怪しいインターネットショップのことだと思います。
そういうお店は、他の健全なお店とは違った場所にありますし、本当に異質な雰囲気なのです。
だから、れもんさんがお買いになっている「バスソルト」はきっと大丈夫だと思います!←100%安心かと言えば、そこは保証できないけど……(汗)。
そして違法ドラッグだった場合は、成分表に正しく記載されていないと思います。
違法な成分は明記できないですもんね😅
だから適当に書かれているはずです。
怖いなぁ〜😣!
漢字が間違っていたり、簡体字は怪しいので、✕ですね! - 月花 ユミ
ルルラさん こんばんは🌃
わー…😳ですね。
医療用で中毒は恐ろしい😱
子供たちと慎重に話し合いたいお話です。
長らくアメリカで生活していた方の体験談を読んだことがあるんですけど、大学の寮では当たり前のように大麻が吸われているみたいで💦
多分、高校でも同じなんだろうなと思います。
アメリカは、日本よりもそもそもドラッグに対してオープンな国っていう印象が偏見であります。
今は海外のものでも違法なものでも、簡単に個人でも手に入るので、安くて、得られる効果も高いなら欲しい!って言う人がたくさん出てきそうですね。
積極的に欲しがらなくても、知らないうちに体に入ってしまうのが一番怖いですね。
怖すぎる😭
アロマと書かれていたら私買うかもです💦
アメリカに勧められたら(という名の圧をかけられたら)、日本も導入するのかな…とか、怖さでドキドキします。 - 紅茶 れもん
こんばんは🌛*゜
私、よく雑貨屋さんでバスソルトを購入したりするので、えぇーって衝撃でした(꒪д꒪II
これからは香りだけじゃなくて中身の成分もよく見ながら買うようにします:(´ºωº`):