ケサランパサラン
今日は年に一度の経過観察。
マンモ&エコー検査と結果&診察の予約をしてきましたが、お盆の前なのでとても暑そうな予感がします。
今朝は早い時間から室温が32度を超えていたけれど、湿度が低かったので体は悲鳴をあげずに済みました。
しかし外へ出ると、灼熱の世界――。
蓄熱の限界を超えたアスファルトが放つ熱を巻き上げて、風が頬を撫でてきます。
これはもう熱風といってもいいのでは……(汗)。
体を労っていないと思われてしまいそうだけれど、自転車で病院へと向かいます。
熱中症対策にと、自家製の不味い水を水筒に詰めて――。
実は今使っている水筒は何度か落としたせいで蓋の一部にヒビが入ってしまい、新しい水筒を注文しているところなのです。
Kint◯のハンドル(持ち手)がお気に入りだったのだけれど、私の手には大き過ぎたみたいだったので、象◯のタンブラーにしてみました。
もちろんハンドルは付いているのだけれど、少し小さいところが気に入りました。なんといっても持ち歩きやすさが最優先ですので、形や大きさは外せない要素だったりします。
年一で通っている病院へは、毎回自転車で行っています。
子供時代に過ごした町を通るからでもあるし、気分転換になるからでもあります。
しばらく自転車を走らせると、いつだかの夏の夜に熱中症になってしまった思い出の橋……。
川原には、ひとっ子ひとりいない静まり返った野球のグラウンドが3面ほど。
あぁ、とても静かだなぁ。
夏の静けさと冬の静けさは全然違う気がします。
むせ返るような静けさと、息も凍るような静けさとでもいうのかな。
くぅ!
うまく表現できない……(泣)。
川では水上バイクが3〜4台ほど、飛沫を上げながら水面を競い合うように切り裂いて上流へと消えていきます。
足裏に水を蹴る感覚が蘇えってきて、懐かしさに頬がだらしなく緩んでしまいます。
そうかぁ――あの夏はもうだいぶ遠いものになってしまったんだな。
物思いに耽りながら橋を越えると、町の様子も匂いもガラリと変わります。
皮革を取り扱う工場が散在する地域独特の匂い。
――この匂いが苦手で嫌いでした。
決して好きにはなれないけれど、「この匂いは嫌い」だと今はもう言えません。
匂いの裏側にあるさまざまな背景を察することができるようになったからでしょうか。当時より少しは大人になったということなのかもしれないですね。
太陽が高い時間。
道端のわずかに影ができた場所を選んで腰をおろし休憩をする人に意識と視線を向けたとき——
ふわり、とケサランパサランが。
「あ……」
ふわり、ふわふわ。
どこに向かっているのか、頼りなく揺れ動くさまがかわいらしく儚げで、思わず声がでてしまいました。
目を凝らすと、他にもいくつか漂っています。
本当にそれがケサランパサランなのか私には見極められないのだけれど。
それでも、もし本物なのだとしたら――今日は何かいいことでもあるのかな。
暑さを忘れさせてもらえたから、何だかもうそれだけでしあわせかも。
ふふふ。
心もうきうきふわふわします。
これって熱中症じゃあないですよね(笑)。
日焼けして疲れてしまったので、今夜は早めに就寝します。
おやすみなさい。
皆さまの明日がより良き日となりますように✨
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