こんにちは、光乃えみりです。
普段はホームページのブログで
告知をしているので
こちらはずい分と久しぶりの更新になります。
今年の1月に
「魔法使いへの道」が出版された時のことです。
発売前に見本誌を何冊かいただいたので
そのうちの一部を
本が好きだという母の友人に贈らせていただきました。
がんの治療で入退院をくり返していらっしゃったので
少しでも気晴らしになれば、と思ったのです。
嬉しいことに喜んで読んでくださり
母にメールで感想を送ってくださいました。
ご本人に許可をいただいたので
以下に掲載させていただきますね。
*
完読。
明日退院なので一気に読みました。
ダニエルが魅力的で“惚れちまうやろ~😜”って感じ。
ラストがアレクシスが願うような(平和的解決)
陰惨なシーンを避けられたので
病人(私のこと)としてはホッとし救われました。
この長い物語を飽きさせることなく読ませる力量に感心しました。
何より魔法使いの設定が面白い。
アメリカドラマの“ヒーローズ”に似た物悲しさもあり、
人と違った能力を持つ者の孤独や厭世観も描かれていた。
続編が気になるところです。
もしかしたらダニエルは死んでしまうのか、と😢
イラストも引きつけるものがありました。
欲を言えば、この国の地図があるともっと興味深くなりそうでした。
会話にウィットがあり、クスッと笑える部分が多数あり。
光乃家の血筋を感じました。
楽しかったです。
ありがとう💕💕
*
私が長いブランクを経て
再び小説を書き始めた時に
おのずと課していたルールがあります。
それは
「誰が読んでも不快にならないこと」
年代や性別などを限定することなく
多様な読者さんを想定して
その誰もを嫌な気持ちにさせないものを書くこと。
そしてその上で
面白いと思ってもらえるものにすること。
これはとても難しいことでした。
このルールのせいで
書けないものがたくさん出てくるし
執筆はしょっちゅう停滞します。
アイディアが浮かんだ瞬間にボツにすることも数えきれません。
なんでこんなに大変なことをしているんだろう、
と我ながら思いますが
それは
自分のために小説を書くことをやめたからなのです。
自分にとって
「小説を書くこと」は
「愛情表現」だと決めたからなのでした。
「魔法使いへの道」は
世界観が殺伐としているので
このルールを守るのが本当に難しかったのですが
上記のご感想をいただいた時
心から良かったと思えました。
“陰惨なシーンを避けられたので
病人(私のこと)としてはホッとし救われました”
私が目指していた
「誰が読んでも不快にならない」とは
こういうことだったからです。
富士山登頂くらい大変だったけど
がんばって良かった……(涙)
これからも
愛をこめて物語を書き続けて参ります。
ちょっと続編は
エベレスト登頂くらいに大変なので
気長にお待ちくださいませ……(汗)
そもそも今のところ
続編が出せる見込みはないので(汗)
応援していただけますとありがたいです。
よろしくお願いします……!
あ、あと
ダニエルは死なないのでご安心ください(笑)