シャッター通りを抜けて、
山と山との間を通って、
細い道を南に進むと。

次第、次第に、
民家が増えて、
街の方へと向かっていく。

路線バスが、
公共交通機関の中心だから、

田舎の人は、
時間を待つように
バスを待ち。

時々、街へ
買い物に出掛けたり、
何かの用事で
バスに乗り、
車窓から見える景色とともに、
人生の移り変わりを
無意識に
見ていたりする。