「先生!」
私は、先生の姿を見付けると走り出す。

「廊下は、走らない」
先生は、私に注意する。

「はぁ~い。」
つまらなさそうに答える。やっぱり先生なんだ…って実感する。

「んで?用件は?」

「勉強教えて!」

「またかぁ…」

私は、ここ一週間先生に数学を教えてもらうため、放課後学習ルームへ行くのが日課になってる。


本当は、勉強は嫌い。だけど…

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