「……全てを浄化せよ―――ディベルグ」 ディアーナの言葉で、その手は一瞬眩い光を放ったかと思うと、クリストフの苦しげな呻きは少しずつ消え、深い傷はシュゥゥと音を立てて塞がれていく。 荒い息をつき、閉じていた目を開けたクリストフは、その手をぐっと握る。「……ばか、やろ……」「私はお前を助けたのだ、何故馬鹿扱いされねばならない」「………助けられてんじゃねーか」 未だに耳を近づ…もっと見る