MARI

ねえ、シン。

私がシンに初めて会ったのは、バカみたいに暑い夏の日だったね。

シンは太陽よりも輝いて見えたんだよ?

シンは今、どこにいるの?って、ずっとずっと探し回った日もあったね。

いつも私が泣いていると、『きっといいことあるから』って励ましてくれたよね?

どうしてそんなに優しかったの?

どうしてそんなに、私なんかを愛してくれたの?

私はいまでもシンを愛…