温もりの傍らで

作者戸柳夕

私は、いつも見守っている。
ある兄弟の成長を。
一番近くて、一番遠い場所で、見守っている。
ただ、それだけだ。

これは、私の人生の、ほんの一欠片。


ある兄弟を見守る、私の物語。


小さな、小さな、物語。


私はただ、見守るだけ。


たった、それだけ。





『色彩企画』参加作品

テーマ 小脇に挟んで帰った芥の余情

担当色 裏葉柳