1巻から久しぶりに見返しました。私は冬馬推しで、ミクとも翡翠とも結ばれて欲しくないって思ってたんですけど、なんかみんながそれぞれ1人1人のために何かを背負って助け合う姿を見てを、マツキタはこういうところがいいんだ、と改めて実感し、むしろ誰とも結ばれて欲しくなくなりました。誰かのものになって今までみたいなリュウが小宵を抱きしめて、それをトラが引き剥がして冬馬がリュウをけりとばして、それをミクが鼻で笑うところが見えなくなるくらいなら、勝手ながら時間が許す限り、せめて冬馬と泰司がまだいる時はみんなの小宵として誰かが我慢しなくてもいいマツキタを見ていたいという思いが強まりました。こんなに読み直すたびに自分の心境が変化していく作品に出会えたのは二作めです。中学でこの作品に出会い、この5年間読み返すたびに毎回幸せな気持ちになれます。本当にありがとうございます。これからも頑張ってください。