彼は美しく、はかない存在だった。まるで月のような人だった。好きになってはいけないと思うほど愛おしくなってしまう。―――「小夜、あなたの美しい瞳は誰を見てるの?」
小夜、あなたはいつも悲しい目をして何を考えているの?
私はあなたの支えになりたい。
この気持ちは、友情?
小夜、会いたいよ。