きみの昨日がほどけるように【完】

作者灰芭 まれ

強豪サッカー部の元部員である吉野朝陽は高1の夏休み明けに人が変わってしまった。とある理由で、吉野の秘密を知った川上佳乃は、彼のために自分を変えて突き進む。前に進めない吉野と、前しか見えない川上と、名言のお話




吉野くんという私と同じ名前の男の子は、



人工的に染められた赤茶色の髪の下に



いつも退屈そうな顔を貼り付けている





吉野くんの茶色の瞳が『昨日』からずっと



寂しそうに苦しそうに揺れているのを



たぶん、私だけが知っている




「……どうしても解けない問題に

直面したときって、どうすればいい?」






吉野 朝陽(よしの あさひ)

強豪サッカー部の元部員で

素行の悪さが際立つ不良少年


×


川上 佳乃(かわかみ よしの)

臆病者で真面目

本だけが唯一の友達


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きみの近くにいられる残りの時間で



私はきみの『昨日』をほどきたい