孤高の魔女に花を一欠片

作者雨音麻央

「私は呪われてるのさ、生まれたときから」




いつかは忘れられる存在。



「俺は忘れないよ」




まだ御伽話は続いている。

むかし、この世界には魔法使いがいました。




魔法使いたちは人と仲良く暮らすために魔法を使いました。

怪我や病気を魔法で治し、幻想的な魔法で人を笑顔にさせました。






魔法使いは人の姿をした化け物だ


人は魔法使いを恐れ酷い扱いをするのです。

殴って、蹴って、殺して———





やがて、魔法使いと人との闘いが始まります。





この戦争は魔法使いがいなくなるまでずっと続く。

誰もがそう思っていました。


一人の少女が現れる前までは。

魔法使いでは珍しい黒の髪を持った少女の言葉で世界が静まったのだ。