呼吸が浅くなる。
耳鳴りが酷く大きくなっていく。

音を無くして零れていく涙は、頬を伝わずに地面へ落ちた。

「私は…なに?」


何処にも飛び出せず、何者にもなれない。

そんな半端な自分が…死ぬほど嫌だった。

この世に産み落とされた理由とはなんなのだろう。

今、私は自分を振り返る。

raison detre



ねぇ…。


今。




わたしは、何処にいるの?


何したいの?


誰に逢いたいの?


そして、何をこの手に掴みたいの…?





そんなコトを常々考えてしまうのは。


きっと。


生きてる上で仕方のないことだと思う。


だから。



そういう自分の想いを吐き出してみよう。



…なんて。


   

……在り来たりかもしれないけれど。



何処にも吐き出さないよりはマシでしょう?



わたしは…。



わたしは……。



『わたし』をもっと。



解放して…。



知って欲しい…。



この心をもっと、曝け出して。



見出してほしい。



此処で叫んでいる『わたし』を…。



見えない血で染まった、



心を抱えて泣いているわたしを…。




もう、これ以上ない程の大空へと…。




わたしは羽ばたきたいと願っている。