サクラが咲くころ、キミを想う。

作者来條こころ

サッカーの強豪校である桜坂高校に入学した陽斗は、不運にも校内の桜並木にあった絵にサッカーボールをぶつけてしまう。まるで写真のような絵に、陽斗は罪悪感を覚え、その絵を描いたなぎさに謝罪するが、彼女は怒るどころか「むしろ感謝してる」と許してくれた。なぎさの人柄と絵に惹かれていく陽斗。しかし、なぎさには…


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『春』

とあるサクラの木の下。

優しく微笑むキミと出逢った。



『夏』

雲のない青空の下。

キミはまるで太陽のように微笑んだ。



『秋』

真っ赤に染まる紅葉の下。

気づけば、

絵を描くキミの隣にいたいと思った。



『冬』

真っ白に染まる寒空の下。

現実が容赦なく私たちに突きつける。



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だけど、

また『春』は訪れる。



だから、

サクラが咲くころ、



――俺は……


――私は……



キミを想うんだ。



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止まらない時間の中で……


出会いと別れは、


必ずヒトを強くさせる。



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Start:2020.07.15


End:----.--.--