那月物語~月の王に愛されて~

作者江上陽菜

光る竹に触れた瞬間、月内部国家ムーナマストに空間移動した那月。地球に帰りたいのにムーナマストのイケメン王たちに溺愛されたり、囚われたり、プロポーズされたり、命の危機にあったりのジェットコースター生活。
那月は地球に帰ることが出来るのか……。

神楽夜神社かぐやじんじゃの娘・竹野内那月たけのうちなつきは裏の竹林には近付いてはいけないと言われていた。


那月は美しく成長し「姫、早くこちらへ」と言う幻聴が聞こえるようになる。

ある日竹林に迷い込み、その中で光を放つ竹を見つけ、触れた瞬間、那月は深い闇に引き込まれ、体が落ちていく感覚と引き裂かれそうな感覚に恐怖で意識を失う。



目が覚めると側に綺麗な女の人がいて、ここは月の内部の王国・ムーナマストだと言った。


ムーナマストにはムーナマストの王も兼ねる聖龍オアドナの護るルナムーア、聖蛇コーピネスが護るダクネア、聖獣シシオンが護るリュクサリアの3つの都市国家がある。



ここは都市国家ルナムーアの宮殿で、自分は女王のカグヤだと名乗りあの竹取物語のかぐや姫だという。

もともと穏やかなこの地に人類はいたが、バブウーノを通って地球に移住したらしい。

今はあの竹林だけ唯一月と地球を繋ぐ場所とした残った。


ここでは20歳のまま見た目は年を取らないが、寿命は約千年でカグヤさんはそろそろ命が尽きると言う。


息子の美しい青年ツクモは、優しくて親切で、地球に帰りたいと泣く那月だったが淡い恋心を抱き始める。



そんな時、反乱を起こすべくルナムーアに行ったダクネア王は那月を攫う。


ダクネアの地で王に口説かれる那月だったが、ツクモとリュクサリア王が助けに来る。



しかしリュクサリア王に見初められ、今度はリュクサリアに連れ去られてしまう。


リュクサリアで大切にされ、結婚を申し込まれる那月。


シークアントの甘い優しさに落ちそうになるが、ツクモのことが忘れられずリュクサリアの宮殿を去る。


那月は、砂漠で死にかけていたところを商人のテリュースに助けられる。



テリュースの看護で一命を取り留めた那月だったが、ツクモの婚儀が近いとの噂とルナムーアでは那月は死んだと伝えられていることを知る。



那月はテリュースに行かないでくれとすがられて、助けてもらった恩もありズルズルと滞在してしまっていた。そして自分の出生の謎を知るのだった。



しかし那月の居場所を突き止めたリュクサリア王は暗示にかけられていて、嫉妬に狂いテリュースを殺してしまう。



怒った那月に聖鳥ファリスが現れ、シークアントの聖獣シシオンと闘う。シシオンがトドメを刺そうとした時、ツクモの聖龍オアドナが現れ、ファリスを助ける。



ようやくクツモのもとに帰った那月。

那月はこのまま幸せになれるのか?