華の王国〜終末の極楽鳥花〜

作者月桂樹

ーーーすべては、華を王女にするために。




世界各国で同時に前代未聞の巨大地震が発生した後の話。


統治者が居なくなった秩序が破綻した国で、密かに水面下で横行する"焼印"を介して成立する"主従関係"。


基本的に、焼印は一人に一つ。

焼印を複数持つ者は、前の主人を殺した証となる。


そんな女性が主人になることなどあり得ない世界に、奇妙な二人の男女が居た。


身体中に複数の焼印を持った男ーーー獅子尾と、その男が唯一仕える女ーーー華。




神が作り直そうとしている世界で、獅子尾の目的はただ一つ。




『華を新しい国の王にすること』





誰よりも深い慈悲を抱えながら、誰よりも無慈悲になれる華と、国を変えるために華が簡単に捨ててしまう命を拾い上げ王女にしようと仕えることを決意した獅子尾。


そんな二人が次々と周りを巻き込み、癖が強い仲間を増やし、地に落ちた国を再び立て直していく話。