壊したかったのは、日常。求めたのは、愛情。





「嫌い」



その言葉で片付けてしまえるなら、どれだけ良かったか。


自分の世界を目に映せば、耳を塞ぎたくなる。




黒闇の中。


月に照らされた時計の針を見つめる。




「Happy birthday」




小さな音が空気に消えた。


余韻を残すこともなく。




「ささっと、目を開けろ」




音が、混じわった。