幼い頃から抱いていた"死"への好奇心。それは悲しい時でも嬉しい時でも前触れもなく脳裏にちらつく。そして衝動的に死にたくなる女は走り出した。

Q.「彼女はいじめられているんですか?」


A.「そういった話は一切ないですよ」


Q.「教師と揉めていたり、テストの結果が悪いことはありましたか?」


A.「あの子は日頃問題を起こすような子じゃありません。三者面談の時に何か言われるようなこともないですし、むしろテストはどの教科も常に平均点を上回っていると褒められますよ」


Q.「では失礼ですが、ご家庭に問題があるのでは?」


A.「…私も夫も放任主義だったり共働きで余り家に居なく、子供達と過ごしてあげられる時間は他の家庭に比べると少ないかもしれません。それでも、顔を合わせる時があれば話しますし、今の環境に対しあの子が不満を零すことはないです」


「質問はこれで以上になりますので、我々は失礼させて頂きます。彼女の1日も早いご回復お祈りしています」


「……っどうして、あの子は、」