大卒の運転手と中卒の運転手。黄色の点滅はふたりを赤信号へと連れ去った

作者大橋 あおい

美里は高校3年生。彼氏というより女友達とワイワイ楽しむ方が好きだった。

告白もされるけど…彼氏をつくる気にはならず、幼馴染みの他の高校の先輩や、中学の同級生の男女で居る方が気が楽だった。

いつも遅刻組のメンバーと朝マックし登校。ただ周りはヤンキー高校で美里だけ、駅からは別れ1人わりと進学校へ。…

高校3年生の美里は推薦で大学が決まっていた。周りはこれからセンター試験。高校で1番最初に進路が決まりワクワクしていたが、みんなは受験真っ只中。暇をもて余しバイトを探していたら広告を見つけた。配送会社の仕分けのバイト。


そこにはバイトから大人気の大卒の運転手、そして正反対の中卒のヤンキー運転手も居た。


門限6時で日舞、モダンバレエ、また祖母からはお華、お茶、お琴を教わっていた美里にとって、まるで別世界だった。


全てが新鮮でバイトしか居場所がないと思っていた。そして、あの日、鞄に服だけ詰めてトラックに乗り込んだ。


あの事故さえなければ…美里もまあちゃんも…

周りのみんなも幸せに暮らせたかもしれないのに…