好きと言える、その距離に

作者葉月朱音

天涯孤独の真理亜。突然家を失い、お世話になることになったのは、会社の社長の家だった。同居生活で社長の高校生の息子、湊に惹かれていく真理亜だったが…。はじめての家族、愛に戸惑いながら奮闘する真理亜の愛とは。



18歳



その年は私の人生で1番忘れられない年になった




良くも悪くも…






「好きだ」







『は…い?』






自分が誰かの特別な存在になれる




そんなこと




あり得ないと思っていた




私を必要としてくれる人なんて




いないと思っていた







「いてくれないと困る」






18年間の中で




たった1人




君だけが




私を必要としてくれた