About lovely rabbits【コミックシナリオ大賞応募用】

作者nns

この作品は『About lovely rabbits』をシナリオ化したものになります。
元小説はこちら↓
https://maho.jp/works/15591074771453179362

物語全体のあらすじ



脱走犯のみを収容する刑務所・ファントム。絶海の孤島に建てられており、これまでに脱走を成功させた者はいないとされている。ファントムには全部で六つの棟に分かれている。これは、B棟女子棟で起こる様々な愚かな営みについての物語。


囚人の居住部は区画で分かれており、それぞれの区画には五つの部屋がある。主人公達はB-4区画で生活しており、危ういながらもなんとか上手くやってきた。

冷徹なB棟のボス、喧嘩コンビと名高い二人組、おしとやかなお穣様にしか見えないおとなしい囚人と、バラエティに富んだ顔ぶれのB-4の面々は棟内でも有名人だった。

ボスや喧嘩コンビについては荒事に巻き込まれたり、時には自らがその原因になったりすることもあったが、致命的な出来事を迎えることなく関わって来れたのである。そして、空き部屋だった五つ目の部屋に正体不明の新人・ラッキーがやってくることから物語が始まる。


脱走犯のみが収容されるはずの施設に、直接ブチ込まれることになったという謎の新人は一時的に独房に隔離されていた。その間、ボスのエラーは新人が入所する経緯を刑務所の棟長から事前に聞き及んでおり、十分に警戒していた。シリアルキラーか、はたまた政治犯か。様々な思考を巡らせてラッキーを監視下に置く事を決断する。喧嘩コンビの片割れであるエドを世話役に据え、しばらく泳がせることにした。

思いのほか社交的なラッキーはへらへらと囚人達とコミュニケーションを取り、周囲から警戒されつつも何事もなく過ごしていた。しかし、水面下ではそうではなかった。

何を意図しているのか、囚人達の関係を引っかき回しては楽しんでいたのである。元々絶妙なバランスで成り立っていた登場人物達は、一つが崩れると全てが崩壊するようにそれぞれが人間関係の変化させていく。体を重ねることもあるが、時には拳を交えることもあった。その意味は人それぞれだった。

エラーはボスとして生きることの意味を失い、他人の罪を肩代わりしたとさえ噂されていたおとなしい囚人・サタンの化けの皮が剥がれる。エドと喧嘩コンビの相方・クレの関係に至っては、別区画の囚人を巻き込んでの三角関係にまで発展してしまう。


当然、それらは全てラッキーの計画の副産物に過ぎなかった。ラッキーはある目的の為にファントムに来たのである。その目的を告げるとともに、物語はクライマックスへと一気に加速していく。


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この作品は『About lovely rabbits』をシナリオ化したものになります。

元小説はこちら↓

https://maho.jp/works/15591074771453179362