366日、きみに永遠の好きを捧ぐ。

作者箕乃 璃珠

白夜静姫は何事にも無気力で、淡々と日々を過ごしている無気力人。
そんな彼女には、ある秘密があった。それは、彼女が〝透明人間のなりかけ〟ということだった。
誰にも認知されない日々を送っていたのだが……10月1日、隣の席に転校生が来たことで、それが一変する。



今度こそ、俺が救うから─────








愛する人に、


もう一度逢いたいと、強く願った。











もう二度と逢えない人に逢いたいと願うのは、


おかしいことでしょうか?







世界から嫌われている少女



×



クールなイケメン転校生







私の辛さも、苦しみも、悲しみも、葛藤も



その全てを分かってくれる人なんて、

いないと思ってた。





……だけど、きみだけは。

隣の、きみだけは。






「お前が辛い時は、苦しい時は、悲しい時は

俺がお前の心の傘になるから。



だから、笑って」





私の心を、ただぎゅっと、包んでくれた。












〝生きる理由〟なんて、考えてこなくて


ただ、〝死ぬ理由〟しか、考えてこなかった。






……だけど、きみがいたから。



〝死ぬ理由〟が、


〝生きたいと思える理由〟に

すり替わったんだ。








.




私は、透明だ。


消えそうなくらい、透明だった。





.






ごめんね。



君が、時々切なそうな顔をしてる理由なんて。



苦しんで、もがいて、

悲しい秘密を背負っていることなんて。



私は何ひとつ知らなかった。







* 今度こそ、俺がきみを救うから─── *










▶︎▷ 執筆開始 2020.02.04