君に、ありがとう。

作者未華 空央

高校二年の朝陽は、周りに合わせ、空気を読んで自分の居場所を保つことに疑問を感じて日々を過ごしている。自らの夢もそのせいで誰にも言えないでいた。
そんな中、授業中に勝手に教室を出て行くことが多い、クラスで変わり者だと囁かれている錦が、実は美術室に通っていることを知る。
錦の描く絵に心打たれる朝陽だが…



交わることがないと思っていた、君と私。



君は真っ直ぐで、とことんで、

混じり気のない、不思議な人だった。



掴めそうで掴めない、強く、儚い、君。



君と交わることができた私は、

本当の自分を見つけられた。



ありがとう。



今日も君に、ありがとう。






2020.09.30 加筆公開