私が部活に行かなくなった理由を聞かない夕香ちゃんは「防弾加工されたドアだよ、女子高生の心のドアはさ」と言う。矢代先生は「人は絶対にひとりだし、孤独だけど、だからこそ、少しでも楽しい方がいいだろ?」と言った。

膝の銀河

 弓田くんは私を教室の前までわざわざ送ってくれて、手を振って自分のクラスへ向かっていく。その後ろ姿を見守りながら、心の底から喜ぶことが罪のように思ってしまう自分を知る。