高校生の歌穂と初めて会う相手は、老若男女問わず、顔ではなく、もっと下、つまり胸を見る。
 それは彼女の胸が人よりも大きいから。ただそれだけのことなのに、歌穂は常にジャージをはおり、人目につかないように生きている。そんな彼女を支えているのは高城スイという名のアーティストが作る音楽だった。