(コミックシナリオ)魔女に成り下がった白雪姫

作者青汁の研ぎ汁

妬みと怨みに取り憑かれたかつての姫が、醜い魔女へと墜ちていく話。

この作品は「魔女に成り下がった白雪姫」をシナリオ化したものです。
https://maho.jp/works/15591074771453229376

【物語のあらすじ】



「……おいで」


全てに疲れ果て、生きることに絶望した

私の前にただ一人、救いの手を差し伸べたのは

怖いくらい、綺麗な顔をした男だった。



実の両親は幼い頃に離婚。

母親の再婚相手、義父からは数年に渡り暴力を受け

実の母親はそれを容認する。

そんな劣悪な家庭環境の中で主人公の白井 雪は生きてきた。


そんな雪は、とある二人の男と知り合うことになる。


行き場をなくし大雨の中しゃがみこんでいた雪を保護した、リョウヤ。

そのリョウヤとルームシェアをする、チカゲ。

タイプは違えど、どちらも驚く程美形な男達だ。


雪は、二人の実直な優しさに触れ徐々に心を開いていく。


やがて雪は、二人は動画投稿サイトへ共に動画を投稿している配信者で、

「プレミアム・キング」という5人組配信グループを結成しているということを知る。


始めこそ、知名度・人気・再生数共に足りなかったグループだが

とあるパプニングをきっかけに、SNS上などでリョウヤとチカゲの美形ぶりが大きな話題となったことが強く影響し

「プレミアム・キング」は急成長を遂げていった。



若い女性を中心に、絶大な人気を集めることになった配信者グループ「プレミアム・キング」


リョウヤはそのリーダーとなり、雪とは想い合うように。

はっきりと言葉で確かめあった訳でないが、誰の目から見てもそれは明らかだった。


そんなリーダーの大切な女の子、ということで

雪はグループの他メンバーにも愛され、慕われて

大切にされる、まるでお姫様のように。


雪にとって、初めてできたかけがえのない居場所。

そのきっかけを作ってくれたリョウヤに、雪は心酔しどんどん依存していく。


しかし、義父との関係に紆余曲折あった末、

雪は離婚した遠方の実父の元に引き取られることが決まり

リョウヤとは離れ離れになってしまう。


引っ越し前夜、

二人は口付けを交わし、離れても気持ちは変わらないことを誓い合ったのだった。


だけどリョウヤからの連絡は、次第に少なっていくばかり。

雪の18歳の誕生日に会いにくる、という約束も反故にされ不安とどうしようもない苛立ちばかりが募る日々。


そして雪はついに、夏休みを利用して

リョウヤに自ら会いにいくことを決める。



そうして、たどり着いた先で雪は見てしまう。


リョウヤの隣に、見たこともない女がいることを。

リョウヤがその女に、優しく、愛おしげな視線を向けるのを。


雪は、知ってしまう。

その視線が、もう自分に向けられることはないことを。


グループメンバー達だって、もう雪をお姫様とは思わない。



「かつての私が居た場所は、もうあの子のものなんだ」