君が孤独を歌うから

作者町野ゆき

実の兄に恋心を抱き、感情を諦めて生きている孤独な少女は、ある日、立入禁止の学校の屋上で、見知らぬ金髪の少年と出会う。少女が空に向かって口ずさんでいた歌を聴いていたらしい少年の目には、なぜか涙が浮かんでいるように見えて――。孤独(ひとり)の少女と、孤独(ひとり)の少年は、出会い、ともに音楽を紡ぎ出す…




ここから見る空は、



どこまでも遠くて、どこまでも青くて、



それは、どうしたって叶わない想いみたいで



いつも、捉えられない衝動に駆られていた



君と 出会うまで



あのメロディを 歌いだすまで