物語全体のあらすじ(コミックシナリオ大賞用意)
人事部のエースと呼ばれているアラサーOLのミカは、ある日社食で同僚のヒロコから乙女ゲームを薦められる。
ちなみにヒロコはミカの高校時代からの同級生だ。ヒロコは高校時代隠れオタクだったのを、元彼に教室中にバラされてる所を、ミカに救われた経緯がある。
ヒロコはアラサーなのに、恋愛経験ゼロのミカを心配していた。人事部は残業続きの繁忙期でミカを合コンとかに誘えないので、ヒロコは代わりに乙女ゲームをオススメしたのだった。
乙女ゲームプレイ経験値ゼロのミカは戸惑いながらも、攻略本の人物紹介欄に登場人物1人に1匹、ネコやイヌ、ウサギやワシといった使獣(しじゅう)という動物が登場することに興味をひかれる。
ミカはとても動物好きだったからだ。幼い頃に両親や兄を亡くし、獣医を営む祖父母の元に引き取られて育った影響が大きい。
ミカは高校時代は獣医を目指していたが、祖父に『獣医になるなら安楽死など、動物殺せる覚悟がないとなれない』と言われて断念した経緯がある。
ミカは高校時代に、実際に祖父が脚を怪我した馬の安楽死対応してるのを見て、はたして自分にこれができるのだろうかと悩んだ挙句に諦めた過去があった。
会社の帰り道、ミカは残業続きで上司にイライラしながら車の運転をしていた。そこに突然、道の真ん中に黒兎が現れる。
ミカはブレーキを踏んだが間に合わず、ハンドルを切り、車は崖から転落する。
次にミカが起きた時、別人になっていた。喋る黒兎ダルの説明を聞き、ヒロコが薦めてくれた乙女ゲームの世界の『どうあがいても死刑になる悪役令嬢ミッシェル』に転生した事が判明する。
ミカは生き残るためにミッシェルの双子の兄、ミカエルになりすますことを決意する。
だが、ミカエルは冷酷王子クロードの側近になる予定だったと後から知り、ミカは後悔することになる。
ミカはミッシェルを死刑にしたという冷酷王子に、極力関わりたくないと考えていた為であった。
ミカは高等学園入学後は、様々なトラブルに巻き込まれる。
冷酷王子クロードの裏の顔を知ってしまってフォローする事になったり、乙女ゲームの主人公のソフィアをイジメから守ったりと、大活躍する。
正義感が強く、誰にでも共感の念を持って平等に接するミカに、クロード王子は惹かれていく。そしてある日、男装していた事がクロードにバレてしまうのだった。
(以上、1000文字程度のあらすじ)
(小説作品のシナリオ化の場合)元小説「人事部のアラサーOLは、どうあがいても死刑になる悪役令嬢に転生したので男装することにした」の作品URL