私は好きな人と付き合えたことがなかった。告白を女性の方から何度かされたことがある。最初に告白された人を振ったら、その子が泣いたため、憂き目にあった。それ以降、告白してきた子に対して、付き合うようにしているが、好きになったことは一度もなかった。2人でどこか行く時は、いつも作り笑顔であり、嘘の優しさを…


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同窓会をきっかけに、亜織と再会いした遥香。その日以降、連絡するようになり何度か一緒に食事に行った。

ある日、悪酔いした遥香がホテルに誘った。遥香が既婚者とわかっていたが、亜織はその提案にのった。そこで亜織が目にしたのは、遥香の体に広がるあざのであった。このあざは、服を着ていると気づかない場所にあった。遥香の体が求めていたのは快楽ではなく、助けであった。

知ってしまった以上この事実を見過ごせないと思った亜織は、一緒にこの問題に取り組むことにした。

この決断が、遥香と亜織の人生を大きく変えていった。