傷心性狭窄的逃亡論

作者うめ

 高校生のヨウは勉強やバイトをする傍ら、両親の喧嘩を毎日見させられる日常に不満を抱いていた。
 そんなヨウの唯一の逃げ場所がSNS。共通の趣味を介して知り合った人物レイと現実に対する鬱憤を吐き合うことだけが彼にとっての救いだった。

 ある日、ひょんな事からレイと初めて会うことになったヨウが待ち合…

 高校生のヨウは勉強やバイトをする傍ら、両親の喧嘩を毎日見させられる日常に不満を抱いていた。

 そんなヨウの唯一の逃げ場所がSNS。共通の趣味を介して知り合った人物レイと現実に対する鬱憤を吐き合うことだけが彼にとっての救いだった。


 ある日、ひょんな事からレイと初めて会うことになったヨウが待ち合わせ場所に赴くと、そこに―栗色の髪を肩口まで伸ばし、クリッとした瞳を顔に浮かべた少女が現れた。