ある日、大学生の風太は国からの要請で、「コモリウタ研究所」で生活することとなる。しかし風太は特別に何かをやらせられるでもなく、普通に日々を過すことができ、自分は何故ここに呼ばれたのかと疑問に思いながらも生活していく。

 しかし、彼が寝ているときこそこの研究所に連れて来られた目的であった。


 演出者、それは人の夢に現れわれ夢を形作る者。夢を劇の舞台とし、自分が考えたシナリオ通りに劇を完結させようとする。もし劇が完結がしてしまうと人は夢に囚われてしまい、植物状態となる。また、完結すると同時に夢領域の展開という、周りにいる他者を自分の夢に巻き込んでしまい、同じく植物人間にする現象が起きてしまう。


 この演出者に対抗するために作られた組織を「ドリームアクターズ」といい、夢の中でも夢を夢と認識できて自分の意思で行動することができるシナリオ改変者と呼ばれる者たちを中心としてできた組織である。


 演出者に対抗する手段は2つ。一つはシナリオの完結に影響を及ぼす行いをしてシナリオを壊すこと。もう一つは夢を見ている者にこれは夢であると認識させることである。


 「コモリウタ研究所」は「ドリームアクターズ」の支社の一つ。夢に演出者が出現する兆候である夢濃度を特殊な電波で検知し、演出者が現れる危険性があると判断した場合、その人の保護と劇の閉幕または改変が仕事である。


 風太はこの度、近々演出者が出現すると判断され、連れてこられた。しかしそこである問題が発覚する。風太が夢領域を展開したときの巻き込む人数が多いため警戒度MAXのレベル5認定者とされたことである。これにより、ドリームアクターズは鳥羽李 風太の夢において、演出者の劇を完結させないことが絶対条件となった。


 風太は何も知らず夢をみる。その裏では久住を中心としたドリームアクターズが劇を壊そうと暗躍する。


 そんなある日、風太と同様の時期に「コモリウタ研究所」に連れて来られていた和馬の劇が完結してしまった。和馬の夢領域は展開し、風太もその劇へと巻き込まれてしまう。