咲夜。人の寿命が見える私と、来年までに死ぬ彼の話。

作者華音(かのん)

 加護咲夜(かごさくや)、高校一年生。
 彼女には、不思議な能力があった。それは、他人の寿命が〝年数〟で見えること。彼女には大きな未練があった。それは、寿命一年である事を知りつつ見過ごしたことで、とある女性を救えなかったことだ。

 咲夜は高校の入学式の朝、屋上から空を見上げる男子生徒の姿を見かけ…