雪舞う銀山の麓で咲く梔子

作者はにわ

最初の話から最後の話までのまとめ。 前世の知識を少し残しながら、ゲームのような美しい世界に転生してきた銀髪の16才の少女シルビア。 亡くなった父親に教わった、金属を魔法で加工する技術を頼りに鉄工所で今日も働く。 貴族の元で、令嬢に仕え、持て余すような整った容姿をもつ白髪の27才の男スウ。男が仕える…

最初の話から最後の話までのまとめ。 前世の知識を少し残しながら、ゲームのような美しい世界に転生してきた銀髪の16才の少女シルビア。 亡くなった父親に教わった、金属を魔法で加工する技術を頼りに鉄工所で今日も働く。 貴族の元で、令嬢に仕え、持て余すような整った容姿をもつ白髪の27才の男スウ。男が仕える金髪の18才の令嬢ルドリアはスウに夢中だった。 その親シトレイ・ガヤ男爵は、男爵の領地のエネルギー源に目をつけた伯爵家から、求婚の要請を受け、家の発展の為にナイトレア伯爵家へ娘を嫁がせたいと思っているが、娘は使用人にぞっこんな為どうにかして2人を離したかった。 しかし優秀な使用人で魔法も使えるスウは手放したくない。しかし、家から出たい使用人のスウは執事としてしか働けないという。そのため男爵は養子をとることにし、養子を選ぶ権限をスウに譲ることで双方納得した。 スウは、以前から目をつけていたシルビアの家で、滞在させてもらった際に、シルビアのボロくなっていた家が、雪の重みで壊れたことを、幸いとし、新しい家を紹介する代わりに、今の仕事をやめてもらえないかお願いする。 そのことを了承したシルビアは、仕事を辞めて、使用人として働くのだろうと、馬車に乗せられたところで、屋敷で養子として過ごすことを条件に住まわせてもらうことを聞く。 屋敷で、シトレイ男爵と対面した際、可愛らしい少女であるため、ルドリアが危害を加えるかもしれないと、シルビアに、アンジェロとして男装することを提案する。 シルビアは、それで立派なお屋敷に住めるならと良しとしたが、それをスウはあまりよしとしなかったため、ルドリアと対面するときだけ、男装することにした。 しかし、ルドリアと対面すると、シルビアとルドリア2人きりで話すことになり、その際に、スウのことが好きで、スウも、私のことが好きで、お互い両思いなのに、家のために引き離されることになったと、シルビアに、女装して、代わりに顔合わせに出てくれないかと涙ながらに言われたので、 お姉様のためならと、女装は問題ないし、立ち振る舞いも、努力すればどうにかなるはず!と納得した。 で、執事にレッスンしてもらうが、その最中に、逢瀬という言葉をきっかけに、代わりに顔合わせに出ようとしていることがバレる。 そのことを、執事は、男爵に報告し、ルドリアを言いくるめ、顔合わせを自分で受けるようにさせた。 それで安心だと思ったが、その日の夜にルドリアがシルビアを殴打し、ナイフで刺した。 次の朝、胸にナイフで刺された状態のシルビアをみつけ、スウは、魔法で、それを治し、このことをきっかけに、屋敷を出ることを決意した。 男爵に許可を、もらい、馬車で2人で屋敷をでて、もともと、シルビアが住んでいた場所で、幸せに暮らしはじめた。


シルビアを家から近いが、命を落とす危険のある工場で働かせず、スウの貯金を切り崩す生活をしていた。スウは、屋敷を出た日から、男爵に打診されていて、ルドリアにも口約束をしてしまったという、伯爵家でルドリアの執事をする話を、悩んでいたが、シルビアをもっと幸せにするために、受けることに決めた。 しかし、ルドリアに襲われる危険があるとはいえ、シルビアと離れたくないスウは、男爵からも提案されていた、スウの直下にあたるメイドとして、シルビアも屋敷に置いてもらうことにし、2人で家を出た。 伯爵家に着いて、働き始めると、スウがルドリアの元についている間に、シルビアがメイド長に、金属を加工する魔法が使えることを話し、それを聞いたメイド長のサリーが、ぜひ壊れた彫像を直してほしいと、シルビアに頼む。 彫像を直すと、彫像を気に入っていた伯爵から、お礼をしたいと部屋に呼ばれる。 ついていくと、シルビアを気に入った伯爵に、洗脳され、伯爵のイブンのことしか、考えられず、魅了される。 次の日、イブンの専属メイドになったシルビアは、伯爵の部屋にいたが、それに気づき、伯爵の洗脳等の行為をよく思っていないイブンの息子のレイブンに、部屋から連れ出される。 洗脳を解くには、魅了されている相手以上に盲目的に好きになる対象をつくればいいことを知っていたレイブンは、父によく似た声で誘惑しようと、シルビアの目に封印をかけ、見えなくし、魅了する。 そこまでしても、イブンに魅了されたままのシルビアを見て、記憶を消すことで、洗脳を解く。 それで、洗脳が解けたか、経過を観察するため、シルビアを部屋に監禁する。 が、部屋に移動しているシルビアを見つけたスウが、部屋から出れなくなり、目が見えない状態のシルビアを見つける。 スウは、そのことをレイブンに問い詰めるが、逆に、シルビアに思い入れているスウを利用し、目の封印を解いてほしいなら、代わりにシルビアが盲目的に好きになる対象となって、洗脳を解くように交渉される。 それを了承したスウは、目が見えず、記憶もなくし、脳が混乱し、まともに呼吸ができず、発熱しているシルビアの看病をするために、ルドリアにスウの代わりにつく使用人を探すように、メイド長のサリーに頼み、了承をもらう。が、ルドリアには了承してもらえず、シルビアに、スウ以外の使用人をつかせることに決める。 ルドリアの執事を続けるスウだが、付き合いきれなくなり、ルドリアを眠らせ、シルビアの元に行く。 その間に、メイドのルリアから、伯爵の話を聞いたシルビアは、ルリアに伯爵の元へ連れて行ってもらおうとする。が、そのタイミングで現れたスウに、洗脳を解く障害になると、それを止められる。 シルビアを魅了しようと抱きしめ、口づけ、スウの上にシルビアがくるような体制になる。 それを見たルドリアが、シルビアの頬を叩く。 それを見て、シルビアを治療しながら、シルビアを愛しているので、ルドリアの気持ちには答えられないとルドリアに告げる。 その後、食欲がないシルビアの気晴らしのために、温室へ行くと、クチナシの花を見つけ、それを二人とも気にいり、花を持ち出したいと願う。それを見ていた伯爵は、目に封印をされ記憶をなくしたシルビアを見て、自分の行いを反省し、洗脳、目の封印、記憶消去の魔法を解き、お詫びに、自分が育てたクチナシを魔法で植木鉢に移し替えたものを渡す。 それを聞いたルドリアは、部屋を飛び出し、スウの言葉を受け入れられられず、スウを自分のものにするためには、どうすればいいか、悩む。 その様子を見ていたレイブンは、シルビアの洗脳を解くのではなく、殺せばいいのだと、自分だと分からないように、魔法でルドリアをシルビアのいる温室へ案内し、毒の入った注射器を渡す。 しかし、ルドリアは、その注射器を、シルビアではなく、スウに刺す。 スウは、毒に気づき、すぐに魔法で吸い出す。 その様子を見ていた、レイブンは、慌てて、シルビアを操り、シルビアの元へ向かわせ、新しい注射針を渡し、ルドリアの腕に刺させ、気絶させた。 レイブンの魔法の手助けもあり、すぐ毒が回り、呼吸と血流を止まり、死んだ。 が、伯爵が、身代わりの魔法を使い、シルビアの代わりに死んで、シルビアは助かる。 その後、姿を現したイブンは、伯爵が死ぬことになった原因の、シルビアへの殺人行為を、洗脳状態にしたルドリアに被せ、牢に送ることで、その場を収め、洗脳が解けたシルビアとスウに、手を煩わせた責任として、屋敷を出ていくように伝える。 屋敷を出た二人は、事の次第を報告するため、男爵の元へと向かう。